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中川後援会が解散 十勝保守層の中核 総会 後継問題出ず
故中川昭一元財務・金融相の十勝連合後援会(有塚利宣会長)は28日午後2時、
帯広市内のとかち館で定例総会を開き、解散を決めた。帯広連合後援会(岩野洋一会長)も
近く総会を開いて解散する見通し。本人の死去に伴い26年間続いた後援会活動を終える
もので、父・中川一郎氏(故人)の時代から受け継がれた十勝の保守層の中核がなくなることも
意味する。
総会は非公開で開かれ、常任理事や町村の後援会長、中川氏の郁子夫人らが出席。
有塚会長ら全役員13人が退任した。連合後援会を構成する町村部の後援会、資金管理団体、
青年部など約120ある組織も解散する方向となった。
資金の精算や中川氏の資料整理などが残り、近く届け出る別の政治団体に機能を集約し、
残務処理を進める。高橋猛文幹事長を中心に団体の代表者や会計責任者を決める。
残務処理は1年程度かかる見通しで、帯広市東3南13の後援会事務所は人員を縮小して
当面維持し、中川氏の記念品などを展示する計画だ。
町村後援会などの中には、解散後も任意の親睦(しんぼく)団体として組織を残す動きがある。
高橋氏は「後援会活動はなくなってしまったが『連絡網は残してほしい』『きずなは解かない』との
意見があった」と語り、連絡態勢は維持する考えを示した。
注目が集まる中川氏の後継問題について、総会では「一切出なかった」(高橋氏)としている。
総会終了後、郁子夫人は報道陣の取材に応じ、「(出席者から)ご縁が切れてしまうのはさみしい
との声をいただいた。きずなを薄めないようにしていきたい」と話し、身内から後継を求める声が
出たかとの問いには「それはないです」と答えた。
十勝連合後援会は、中川氏が初出馬・初当選した1983年に発足。主要閣僚、自民党
政調会長など党の要職を務め、10月3日に急逝した中川氏の政治活動を支えた。(安田義教)
2009年11月29日 13時52分
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