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欧州、米の協調推進に期待 オバマ氏ノーベル平和賞
米国のバラク・オバマ大統領へのノーベル平和賞授与について、ノーベル賞委員会の
ヤグランド委員長は9日の記者会見で「賞は過去の業績に対して贈るものだが、これに
よって世界の対話を求めるオバマ氏の努力が前進することにも期待している」と述べた。
同委員会はノルウェーの国会が任命する委員で構成する。完全な独立組織とはいえ、
欧州諸国の政治的意向が反映しやすいのが実態といわれる。このため今回、就任間も
ないオバマ氏への授与には、欧州の感情を読み取る分析も聞かれる。
欧州には、ブッシュ前政権が進めた単独行動主義への強い反発がある。オバマ氏が
掲げる対話や国際協調路線を後押ししようというわけだ。世界では金融危機などを経
て米国の影響力低下が顕著となり、新興国の政治的発言力が増しつつある。欧州で
は多くの価値観を共有する米国が一段と協調路線を進めることに期待が大きい。
(ロンドン=岐部秀光)(09日 22:01)
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