09/10/28 02:23:51 247ZlKwN
>>272
>両者とも市場の要請にしたがって行われた
「低所得者にも持ち家を」と、サブプライムローンを政治的に推進したのは民主党政権。
GMなどは、市場メカニズムに任せていたら90年代にとっくに消えていたような企業。
それを歪めて温存させてきたのは、他ならぬ圧力団体である労働組合の組織票。
どちらも一体どこが「市場の要請」なんだ?「政治的圧力」以外の何者でもない。
>選良が計画的に資源を調整することを認める社会主義の発想
公正・対等な市場競争を促す法の支配と、市場メカニズムを恣意的に歪める介入とが区別できていないようだ。
その論理だと「ピグー税」や「公正取引委員会」などまで否定することになるし、
NTTグループへのドミナント規制などもってのほか、ということになるだろう。
しかし通常これらを認めたからといって「社会主義の発想」だなんて言う人はまずいないと思うが。
>健全な市場メカニズムが働かないことを利用して利殖するようになってしまった金融市場の問題。
原因認識については間違っているようだが、この点についてはその通りだろう。
金融業は製造業などと違って「信用収縮」の「システミックリスク」を負っている。
それを理由に、危機になれば公的資金投入を当然のように要求してくるし、当局としてもそれを断りにくい。
だからこそ、当局による普段からの監督・指導が必要であり、行き過ぎた強欲・暴利は容認できない。
そうでなければ「儲かっている間は資本主義、危なくなったら社会主義」という「モラルハザード」に陥る。
もっとも、アメリカの金融業を批判をする前に、金融業ですらないくせに公的資金投入で
救済されそうになっているJALはどうなんだ、といった話で日本に跳ね返ってくるわけだけど。