09/08/30 12:17:32 iPmp5wvL
選挙は最後の3日間で決まると言われるほどこの時期の踏ん張りが重要なのだが、
案の定「土下座戦術」が増えはじめた。
「助けてください」「お願いします」こうした言葉や「土下座」は、
候補者自身の当選のために一票を下さいと言っていることになる。
しかし、国会議員の議席は政治家個人のためにあるのではない。
選挙は、国や地域の未来を決めるために行われる。選択の基準は政策や
候補者の人柄であり、それらを見極めたうえで、私たちの暮らしや
子ども達の世代のために、どの候補者あるいは政党が適任かを判断する。
いわば、有権者や次世代の未来を決めるための一票であり、
候補者のための一票では決してない。
選挙が始まる時期には「最後まで政策を訴え続ける」と言っていた候補者が、
終盤になって泣き落としや土下座をする姿を何十回と見てきた。
有権者も情にほだされ、「かわいそう」とばかりについ投票してしまう。
その繰り返しが日本の政治をだめにした。
政権交代をかけた選挙であるなら、最後まで歯を食いしばって
マニフェストの内容や自身の政治信条を訴えろ、と言いたい。
土下座は人のためにするもので、自分のためにするものではない。