09/08/29 11:58:54 lcT02Ltm
小池百合子氏、内外の堀を埋められ都知事選に突破口
地元で当選の可能性薄れ、自民党内でのバラ色の日々も去って
「小池百合子です。只今、助手席から本人がご挨拶しております・・・・・・」。東京10区。ウグイス嬢は政党
名と政策を決して口にしない。政党名と目玉政策を連呼する民主党と対照的だ。自民党に対する強烈な
向かい風のなか、小池氏の選挙戦は元来の自民支持層を固める「ミニ集会」が中心だ。
小池氏が自民党公認候補ということもあり、集会には区長や区議が顔を並べる。意気軒昂として強弁する
小池氏とはうらはらに、地元政治家の顔色は冴えない。型どおりの挨拶を済ませて、小池氏が来る前に
そそくさと帰る政治家もいる。マイクを握っても全く気勢が上がらない。まるでだれかの「追悼集会」のよう
だ。
地元政治家の気が重くなるのには、もちろん事情がある。前回(2005年)衆院選で「刺客」に送り込まれ
た小池百合子氏によって追い落とされた小林興起氏(民主・東京比例)の復帰が確実だからだ。
小林氏が自民党衆院議員だった頃に、同氏の秘書から議員に、議員から首長になった政治家は内心穏
やかではない。表向きは小池百合子氏支援のポーズを取らねばならない。だが本腰を入れることはでき
ない。
「これから(小池氏に)地獄の苦しみを味あわせてやる」。小林興起氏は嵐のような郵政選挙で自らを落選
させた小池氏への復讐心を露わにする。
政治家ばかりではない。小林氏は元通産官僚の経歴を活かして地元商店街のために利便を図った。
都や霞ヶ関から融資を受ける「商店街活性化資金」などで、だ。
その見返りも当然要求した。商店主らが小林興起氏の事務所に陳情に行くと、「聞いてやるから、俺をあと
3回(選挙に)通せよ」と言われた、という。
商店街は大集票マシーンでもある。地元区議、都議、区長には一大プレッシャーグループだ。商店街に
対する小林氏と小池氏の影響力には雲泥の差がある。
URLリンク(www.news.janjan.jp)