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佐藤ゆかり氏、岐阜1区から国替えも大差で散る…総選挙 2009年08月31日08時32分 / スポーツ報知 URLリンク(hochi.yomiuri.co.jp) URLリンク(news.livedoor.com)
◆総選挙投開票(30日) チルドレン、散るどれん…。4年前の郵政選挙で大量当選した“自民党の華”小泉チルドレンが、小選挙区で、ほぼリベンジにあった。象徴的存在だった東京5区の佐藤ゆかり氏(48)は、民主党の元議員・手塚仁雄氏(42)に敗北。
冷静な表情で、佐藤ゆかり氏は午後10時前に、事務所に集まった支持者の前に現れた。深々と頭を下げ「党への逆風が強かったのと、国替えによって後援会組織の準備不足が敗因。責任は私自身がすべて請け負う」と、殊勝に語った。
「街頭演説や遊説では手応えがあった」が、「前回は郵政民営化という軸足があったが、今回は訴える政策が特になく、つらかった」と漏らした。
見込まれた知名度も、この大逆風の中で吹き飛ばされた。野田聖子消費者担当相との女の戦いを終結させ、岐阜1区から国替えしたのが昨年2月。出身地が世田谷のため「里帰りしました」と必死で顔を売った。
陣営関係者によると、地元に根付いた民主党の手塚仁雄氏を相手に「2、3日前には公明党が必死で動き、いったんリードした」という。ところが30日昼、入ってくるデータは「厳しい」。
ゆかり氏は泣きながら「電話をかけて下さい」とスタッフらに声をかけたが、投票締め切りの午後8時に先駆け、ダルマやひな壇が片づけられてしまったという。
「30代、40代には特に人気がある」と言われたゆかり氏だが、一方で60代女性からの支持が伸びなかった。ゆかり氏ならではのキャラも「かわいげがない」と敬遠されたこともあった。
事務所の態勢作りには岐阜時代から疑問符がついた。ゆかり氏に尽くしながら、憤慨して辞めていった秘書の人数は片手では足りない。「本人に苦言を言える存在を遠ざけてきた」と、関係者らは口をそろえる。
今回の選挙戦では、盆踊りで浴衣を着ては?という周囲の声を秘書が伝えたが「浮かれている場合ではない」と拒否。支える地元区議は「やれることは何でもやるしかないのに。ああいう人だからしょうがない」とため息をついた。
「次の選挙に向けて、きょうから準備を始める」とゆかり氏。永田町で生きる道は、想像以上に厳しかった。