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党への追い風に乗る加藤は「前職の背中が見えてきた」と手応えを認める。前回、党公募候補として公示
直前に出馬。知名度不足と出遅れが響いて大敗した。「小選挙区で2回連続落選の新人は原則非公認」
とする党規定に基づき、2度目の挑戦に背水の陣で臨む。
前職の優位が伝えられる現状を逆手に取り、「伊那谷が変われば日本が変わる」と自らの勝利を政権交代
の象徴と位置付ける。5月の小沢一郎に続き、30日には鳩山由紀夫が選挙区入り。新旧党代表の相次ぐ
応援は、県5区の勝敗を重視する党本部の強い意向をうかがわせる。
国民新党からの支援を「心強い」とする半面、気掛かりなのは社民の出馬に伴う現政権への批判票の
分散。「誰に投票することが政権交代のために最善なのかを有権者に判断してもらうしかない」と力を込め
る。
3度目の挑戦となる三沢はミニ集会を定期的に開き「1万人以上に話を聞いた」と住民との対話重視を強調
する。長引く不況に「自民支持だった経営者からも期待の声をもらう。党への意識が激変する機会」と自信
を深め、自民、民主の政権争いを「悪政の競い合い」と批判する。
福島瑞穗党首の秘書を務めてきた池田は「自公政権の下で地方の疲弊や国民生活の破壊が進んだ」と
訴え、福祉や医療、生活支援の拡充などを掲げる。「命が軽んじられ、生きる権利が削り取られている状況
を我慢できない」と地道に街宣や戸別訪問を重ね、かつて隆盛を誇った「信州社会党」の復権を狙う。
2000年の総選挙を最後に国政の場から遠のく県内の共産、社民両党は、政権争いの陰で存在感の希薄
化を懸念。比例の議席獲得を念頭に支持の浸透を図る。
政治団体「幸福実現党」からは党県役員の原山幸三が立候補を予定している。
(敬称略)
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