09/07/25 13:15:11 d6Fc/fg9
(下)石川3区
◇◆自民“金城湯池”の対決◆◇
=「瓦ショック」で激震=
再選をめざす自民前職の北村茂男(63)に、民主新顔の近藤和也(35)が挑戦する。野党候補が一度も
当選したことのない自民の“金城湯池”3区はいま、突然の「瓦ショック」に揺れている。
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解散前日の20日、七尾市で開かれた「海の日」にちなんだ式典で、北村は元防衛庁長官の瓦力(つとむ)
(72)=比例区北陸信越ブロック=と主賓席に並んで座った。しかし、休憩も含めた65分間、2人はひと
言も言葉を交わさず、視線すら合わせることはなかった。
北村は05年、瓦を比例に追いやる形で選挙区に出馬し、初当選した。その瓦は21日の衆院解散直後、
「北村を後継者とは認めない」という言葉とともに引退表明した。連続12回当選の瓦は「3万~4万票は
ある」(元衆院議員秘書)という堅い支持を持つ。「逆風というより台風の中にいるようだ」と言う北村にとっ
て、再選へのカギは瓦票の取り込みにある。
「地方族」を標榜(ひょうぼう)する北村はこの4年間、週末には「100%地元に帰って来て」選挙区を歩い
てきた。解散ムードが高まっていた昨年9、10月には5市7町をすべて歩き、支持団体や区長ら地域の
有力者を回り終えた。
輪島市選出の県議という前歴から、七尾市などの中能登地域やかほく地域では浸透しきれていない面も
あるが、14人のうち13人を占める自民党県議を中心に、圧倒的な多数派を誇る市議や町議が票固めに
動いている。県議の一人は「自民党が結束しさえすれば、絶対に負けることはない」と話す。
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