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1区で力をもつ「糸へん」と呼ばれる繊維業界で、伊吹は複数の後援会を持つ。後援会幹部によると、地域
も含めると、総数は50を超える。5月から6月にかけて相次いで600人規模の総会などを開き、伊吹も
出席した。西陣織工業組合幹部は「伊吹さんは団体の会合のほか、結婚式や葬式にも顔を出してくれる。
政党を超えてつながっている人が、西陣から室町にかけて相当数いる」と言う。
谷垣は、60年から8期23年間にわたり衆院議員を務めた父の時代に引き続き、福知山を地盤にする。
2004年に台風23号で由良川が氾濫(はんらん)し、府北部に被害を及ぼした翌年度、事業費約500億円
で30年かける計画だった国の治水工事が、約10年に短縮された。地元の府議は「財務大臣だった谷垣
先生のおかげ。川は見違えるような姿になり、府民の命も生活も守られた」と強調する。
民主党府議は両区について、「都市部である全国の1区では民主への追い風が強いが、京都で重要なの
は日頃のつながり。どちらも中心は古くからの住民で、新人が食い込むのは容易ではない」と語る。
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平は出馬表明後しばらくは支持団体回りに力を注いだが、4月からは日中の集会や面会は原則断ってい
る。代わりに1日約8時間、路地を歩き、100回以上演説を繰り返す。昨秋と比べて、体重は18キロ減っ
た。小原は、20世帯足らずの山間部の集落に足を運び、マイクを握る。最初は聴衆がいなかったが、
「こんな遠い所に何度も来てくれて」と家から出てきてくれる人が増えたという。
「政権交代後に本当に豊かになることを直接説明して、信用してもらう」と平。「広い京都北部を歩いてしっ
かり地域の人の声を聞く」と小原。団体ではなく、個人に向かう戦略で、歴史の中で積み上げられた高く、
厚い壁に挑む。(敬称略)
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