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危機感募らせ、衆院選に突入=選挙協力、民主の動向…-公明
「麻生降ろし」をめぐる自民党の混乱を横目に、公明党は衆院選に向けて走り出している。東京
都議選では、逆風にさらされる中で全員当選を果たし、「底力」を見せ付けた。ただ、衆院選では
自民党との選挙協力への不安が残る。太田昭宏代表ら幹部の選挙区への候補擁立を目指す
民主党の動きもあり、危機感を募らせている。
「31人の現有議席を確保し、1人でも2人でも3人でも4人でも積み上げる『勝利の衆院選』を
きょうからスタートする」。太田代表は16日夜、千葉県松戸市で開いた時局講演会で、こう声を
張り上げた。支持母体である創価学会の原田稔会長も同日、本部幹部会で「来るべき衆院選に
向けてまた前進を開始しよう」と檄(げき)を飛ばした。
同党は小選挙区で8人、比例代表で27人を擁立し、この8小選挙区と南関東、近畿など比例6
ブロックを「重点区」に指定した。21日の衆院解散を前に、幹部と候補者が支持を訴える「時局
講演会」を16日からスタート。同日には党本部に衆院選対策本部を設置した。ただ、自民党との
選挙協力には不安がよぎる。「麻生太郎首相では小選挙区は戦えない。執行部も首相の進退に
言及してもらいたい」。14日の両院議員懇談会では、小選挙区選出の中堅議員が幹部に「麻生
降ろし」を直訴した。自公選挙協力は、公明党が小選挙区で自民党を支援する代わりに、比例代
表で自民党に協力を求めるのが基本だが、公明党の小選挙区候補は自民党の全面的な支援を
期待している。
しかし、解散を目前に自民党内の混迷は一段と深まり、公明党内では「相棒があまりにだらしない
」との不満が増大。ある幹部は「自民票が総崩れを起こしている」と不安を隠さない。こうした中、
田中康夫新党日本代表が民主党の推薦を得て、冬柴鉄三前幹事長の兵庫8区に出馬する方針
を固めた。太田代表の東京12区にも、民主党は有力候補を擁立する構えで、公明党は神経を
とがらせている。
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