09/07/17 20:24:57 sqhaPgbD
そのまんま宮崎:/中 東国原知事、出馬断念 “東奔政争”自画自賛
◇「地方分権が前進」
自民からの衆院選出馬断念を正式に決めた宮崎県の東国原英夫知事は16日、県庁で約35分間にわたっ
て会見した。おわびや釈明の言葉を並べ、今回の行動が宮崎のためだったと強調したが、開き直りや強弁
とも取れる言葉もあり、国政転身を巡って揺れ続けた知事の心理をうかがわせた。自信満々の出馬条件
の提示から3週間余り。自民党内や世論の思わぬ反発を招いた「そのまんま劇場」は、多くの県民に後味
の悪さを残して終幕を迎えた。【石田宗久、高橋克哉、種市房子】
◇「県民へおわび」冒頭のみ
「県民にご迷惑をおかけしたことを心からおわび申し上げたい」。16日午後4時から開かれた緊急会見で、
東国原知事は冒頭の約9分間を説明に費やした。「地方分権を実行しなければいけないという信念に基づ
く行動だった」と、県民に理解を求めた。しかし一方では「これまで掛け声倒れに終わっていた地方分権が、
三歩も四歩も進んだ」と、“成果”を強調することも忘れなかった。
開き直りとも取れる発言に、記者が「県民には不信感が生まれている」と指摘したが「宮崎の存在価値、
立ち位置をきちんとするために行動した」と反論。「なかなか発言の真意を伝えてくれない」などと、マスコ
ミへの恨み節も飛び出した。
知事の国政転身騒動は6月23日、自民党の古賀誠・選対委員長の出馬要請で始まった。自民の選挙
対策を取り仕切る責任者自らの出馬要請に、知事の発言は日増しに自信にあふれるようになったが、
静岡県知事選と東京都議選の相次ぐ敗北を受け、東国原劇場の「株価」は暴落した。