09/07/17 20:04:13 sqhaPgbD
◆2区
◇都市部でも“ドブ板”
自民党前副総裁の山崎拓氏に、前回は福岡11区で戦い07年の県知事選にも出馬した民主の稲富修二
氏と、共産新人の小林解子氏が挑む。3陣営とも昨年9月に選挙事務所を開設。10カ月に及ぶ前哨戦の
末、満を持して総選挙に臨む。「風」の影響を受けやすい都市部だけに“嵐”の風向きにも注目が集まる
選挙区だ。幸福は6月に佐竹秀夫氏の擁立を発表した。
12期のベテラン、山崎氏は既に後援会や支援企業がフル回転で、総選挙をにらんだ政治資金パーティー
や婦人会では1500~2000人を集めて底力を見せ付けた。山崎氏本人も政務をこなしつつ週末は必ず
帰福。企業や支持者回りを徹底し「かつてない規模」(山崎氏)の“ドブ板”を展開している。「比例は公明」
のスローガンも多用し、公明との連携強化にも余念がない。麻生政権成立後、やまない逆風に危機感を
募らせる山崎氏は「背水の陣」で乗り切る構えだ。
一方、民主は野党同士で票のつぶし合いを演じた前回の反省から社民、連合との3者で共闘態勢を整え、
稲富氏に一本化した。地盤のない稲富氏はゼロからのスタートだったが、07年10月の擁立決定後は、
ミニ集会や辻立ちを重ね、知名度アップを図る。「本人です」と書いたたすきを掛け自転車で選挙区を走り
「若さと情熱」もアピール。街頭演説は既に3000回を超え、「国民の声を国政に生かすには政権交代が
必要だ」と訴える。民主への追い風を受けて浮動票の獲得も狙う。
共産は、07年の県議選で福岡市中央区から出馬した小林氏を擁立。比例重複候補だけに選挙区に入れ
ないことも多いが、消費税廃止、核廃絶を軸に自民、民主との違いを訴える。
幸福の佐竹氏はビラ配りや街頭活動で周知を図る。【川名壮志】
URLリンク(mainichi.jp)