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ゆれる:09衆院選・業界事情/2 農協 /岩手
◇3・4区、今回も自主投票 県中央会、民主に接近も
昨年9月、衆院岩手4区を抱える花巻(花巻市、北上市、西和賀町、遠野市、釜石市、大槌町)、岩手ふる
さと(奥州市、金ケ崎町)、岩手江刺(奥州市)の3農協幹部が花巻市内に集まった。「政権与党を推すの
が筋ではないか」「やはり現職だろう」。県農協政治連盟(農政連)に伝える次期衆院選の推薦候補を決め
る議論は、平行線が続いた。03年衆院選以来続く光景だ。
08年5月に合併した花巻農協のエリアは、3、4区内にまたがる。3区内も同様で、意見がまとまらない。
結局4区は3回連続、3区は小選挙区制導入以来5回連続で自主投票となった。長年自民を支えてきた
農政連だが、推薦を決めたのは1、2区だけ。県選挙区選出国会議員が民主5、自民1という現状が現れ
る。
自民4区候補予定者、高橋嘉信氏の後援会顧問でもある花巻農協の高橋専太郎組合長は苦い表情で
言う。「自民はだらしないから一度民主にやらせてもいい、と話す組合員も多い」。3区の自民候補予定者、
橋本英教氏陣営は、民主現職が農政が得手でないと見るほか、選挙区内4農協のうち現職を主張したの
が1農協であることから、積極的に農家票を狙う。だが、選対幹部は「訴えは伝わっていると思うけど、
開けてみなくては分からない」と、東京都議選などで表れた「政権交代」志向の県内波及を不安視する。