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「首長連合」迷走 薄れる意義、橋下知事「考え直しを…」
全国知事会が各党のマニフェスト(政権公約)の点数評価を決めたことで、「支持政党宣言」を目指し橋下
徹大阪府知事らが結成した首長連合の存在意義が揺らいでいる。
橋下知事は16日、支持政党を決める際は知事会の出した点数に従うことを表明、活動の重点を道州制の
推進などに移していく考えを示した。「出方を考え直さなきゃいけない」…。首長連合をめぐる潮目が大きく
変わってきたという認識が、知事の言葉の端々ににじんだ。
「このままフェードアウトすれば、ただ騒ぎを起こしただけということになってしまう」
全国知事会議が閉幕した15日夜、首長連合メンバーの中村時広松山市長は橋下知事との電話で懸念
を示した。
同日まで2日間の日程で開かれた知事会議は、地方分権への取り組み方について各党の政権公約を
点数化することで合意。橋下知事が主張した「国と地方の協議の場の法制化」に100点満点中30点を
配分することも決まった。支持政党の表明は見送ったものの、知事会が特定の政党へ「お墨付き」を与
えることと事実上同じで、首長連合は“専売特許”を奪われた形となった。
「考え方が変わったきっかけは、僕が首長連合でやりたかった根幹部分が知事会でまとまったこと」。
橋下知事は16日の定例会見でこう明かし、「首長連合が別個に行動を起こしていくのは戦略性に欠ける」
と説明。中村市長の意見も踏まえ支持政党は明確に打ち出すと言い切ったものの、選挙戦での応援の
仕方を問われると「今後の課題」などと、消極的な返答に終始した。