09/07/06 23:18:52 DoCc0thj
一方、結局実現しなかったとはいえ、党役員人事が浮上したことによって、クビになるはずだった党執行
部の指導力はますます弱まっている。6日昼に国会内で開かれた政府・自民協議で細田博之幹事長は
「首相が外遊中に総裁選前倒しなど言わせないようにしよう」とハッパを掛けたものの、白けたムードが
流れたという。
細田氏は3日、一部の幹事長経験者の意向を受けて、8日昼に国会内で歴代幹事長経験者の会合を
計画していたが、一転して中止に追い込まれた。細田氏は、この会合で、総裁選前倒し論の封じ込めを
狙ったようだが、幹事長経験者には中川秀直、武部勤、加藤紘一、山崎拓の各氏ら反麻生色の強い
重鎮が多い。森喜朗、安倍晋三の両元首相らが「ガス抜きどころかガス爆発しかねない」と懸念を示して
再考を促し、首相も不快感を示したことから急遽(きゅうきょ)中止となったが、細田氏の力量不足を浮き
立たせる結果となった。
首相にとって唯一の救いは、衆院議員の多くが選挙準備で地元にくぎ付けとなっていることだ。「いま
麻生降ろしに動いて都議選で負ければ戦犯となってしまう」(自民中堅)という心理も働き、表面上は
「凪(なぎ)」となった。
首相は6日午後、河村建夫官房長官を執務室に呼び、「マニフェスト(政権公約)に安心社会実現会議
の内容をしっかり盛り込んでほしい」と指示した。河村氏は「留守はしっかり守ります。心おきなくサミット
に行ってください」と胸を張ったが、その後周囲にこう漏らした。
「まあ、守ると言っても、どうやって守ってよいのか分からんな…」
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