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全国が注目 きょう審判
知事選 きょう投開票
知事選は５日、投開票される。石川嘉延・前知事が４期目の任期満了を待たずに辞職し、新たな県のリー
ダーの座を巡って４新人が１７日間の選挙戦を展開した。近づく衆院選を意識して、与野党の対決色が強
まるなかで行われ、全国的にも各方面から注目を集めた。選挙戦最終日の４日、４候補はそれぞれが
掲げる県政の姿を語って支持を訴え、最後のお願いで県内を駆け回った。５日は、一部の地域を除いて
午前７時～午後８時に投票を受け付け、早いところでは同８時から開票が始まる。深夜には３０８万有権者
の審判の結果が判明する見通しだ。
◇海野徹候補
地元・静岡市のＪＲ静岡駅周辺を中心に回り、「初の県都・静岡市出身の知事誕生を」と最後のお願いに
声をからした。
自民党を離党した渡辺喜美・元行政改革相が告示後７回目の来援。最終日も含め、街頭演説では「海野
徹で静岡を変えよう」と叫び続けたため声が枯れ、「自分の選挙（衆院選）の前に力を使い果たした」と話す
熱の入れようだった。夕方にはＪＲ静岡駅南口での演説の後、駅構内を通り、支援者ら約１００人とともに
約５００メートル先の青葉公園まで、「静岡を変えよう」などと声を張り上げながら練り歩いた。海野氏は
「政党の支援を受けないと決断した結果、今までにない盛り上がった戦いができた」と満足そうに話していた。
◇川勝平太候補
浜松市中心部での街頭演説で最終日の日程をスタート。連合の高木剛会長や、旧知の作曲家・三枝成彰
さんの応援を受け、支持者らの声援と拍手を背に遊説に出発した。
午後は、民主党の前原誠司副代表、佐賀県の古川康知事、榊原英資・早稲田大教授らが掛川市などで
応援演説。さらに同党の鳩山代表もＪＲ東海道線で県中部を移動し、３か所で「中央での政権交代の前に
静岡で政権交代を」と訴えた。
川勝氏も静岡市清水区で鳩山氏らとともに七夕祭りの会場を練り歩き、握手を交わして支援を呼びかけた。
最後はＪＲ静岡駅南口で、「静岡が変われば日本が変わる。ともに新しい風を吹かせよう。平太頑張れ」と
叫んで締めくくった。