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首相を支えてきた勢力にも人事への反発が広がる中、騒動は最高潮に達しつつあった。それを収束させ
たのは、30日夜の麻生・森会談だった。午後8時過ぎ、ホテルオークラ東京の中華料理店。ホテル裏口
からひそかに入った森氏は、用意された高菜入りラーメンをすすりながら切り出した。
「太郎ちゃんはこれまで『選挙より経済対策』と言って民主党の批判もはねのけてきた。今度の選挙もそう
訴えればいいよ」
激励に首相はうなずいた。森氏は本題に及んだ。
森氏「党役員人事をするなら協力するよ。ここからは想定問答をしよう。幹事長を代えるなら、誰にするの?
例えば、舛添(要一厚生労働相)君か?」
首相「うーん」
目を閉じながら天井を見上げる首相。森氏は立て続けに「町村(信孝前官房長官)君なら頼まれても断る
よ。彼が派閥を出れば、中川(秀直元幹事長)君がルネサンス(復興)しちゃう」と指摘した。
森氏は昨秋の政権発足時に首相自身が細田氏を指名した経緯に触れ、「細田君は誰が選んだの?」と
クギを刺すことも忘れなかった。首相は「僕は最初からそんなこと一言も言ってないんですよ」と釈明する
のが精いっぱいだった。
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高塚保、西田進一郎、坂口裕彦、近藤大介、山田夢留、木下訓明が担当しました。
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