09/07/04 11:01:21 IQJC8/IH
▽空回り
都議会の“自公連立”の歴史は古い。議長選をめぐる汚職事件で自主解散した1965年の都議選で自民
が惨敗したことがきっかけで始まり、現在は定数127のうち自公が計70を占める。
都議団で要職を歴任してきた自民現職は石原都政を支えてきたという自負がある。しかし相手は、孫ほど
の年の差がある民主新人。「都政の課題で論戦にならず、かみ合わない」と困惑する。
民主は政権交代を前面に押し出す候補が大半。公明候補は空中戦をかわすのに躍起で、集会では「都政
に政権交代はない。石原知事は代わりませんから」と繰り返す。
▽焦り
自民候補は支持率低迷にあえぐ麻生首相より、石原知事の応援を歓迎しているのが実情。その石原知事
は五輪招致をアピールするため、2日から4日までシンガポールで開かれるアジア・オリンピック評議会の
総会に出掛けた。
告示日に不在になるのを承知の上だが、知事にとって、五輪招致も都議選同様に重要なテーマ。「勝負
は後半戦でしょう」。成田空港で自民候補にも言い聞かせるように話し、旅立った。
麻生首相の第一声はこれまで自民の指定席と言われ、盤石とされた青梅市選挙区。「政権交代が景気
後退にならないようにしなければならない」と訴えたが、聴衆は冷ややかだった。
「惜敗を期せずに、必勝を期して頑張ります」。6月26日の知事の定例会見で、都議選の対応を聞かれ、
麻生首相が自民候補の激励訪問で言い間違えた言葉をちゃかしながら、自民のてこ入れに意欲を示した
石原知事。
「国政での自民党のへまみたいなもののあおりをね、都政の自民党が食うのは非常に不合理な話。ほん
とは衆院選を先にやってもらいたかった」
URLリンク(www.toonippo.co.jp)