09/06/27 21:14:47 jGnpaY6i
現実味を増してきた「7月2日解散」説
花岡信昭の「我々の国家はどこに向かっているのか」
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民主党の政権担当能力は依然として未知数だ。小沢一郎前代表が一昨年の大連立騒動のときに「民主党は若い政党
で政権担当の能力があるかどうか分からない」などと公言した当時と基本的に変わってはいない。
だいたいが外交・安全保障の分野で水と油の違いがあっては、政権交代はあり得ない。早い話が、海賊退治のために
ソマリオ沖に展開している自衛隊の派遣について、民主党は反対だ。民主党政権になったら、海上自衛隊に帰国命令が
出るのだろうか。そんな事態が起きれば、国際社会で日本は嘲笑の対象となってしまう。
まして、民主党政権ができる場合は、社民党、国民新党などとの連立政権になる。参院では野党多数だが、民主党だ
けでは過半数を得ているわけではない。国会運営をスムーズに進めるためにも、仮に総選挙で民主党が単独過半数を
得たとしても、連立政権になるだろう。国民新党はともあれ、社民党が政権に加わるとなると、新政権の「左傾斜」は避け
られない。
とはいえ、ここは国民の審判がすべてなのだから、民主党を軸とした政権を国民が選ぶのであれば甘受しなくてはなる
まい。その場合、自民党は本気になって「政権奪還」に動くだろうから、政治はほとんど機能しなくなる。来年夏の参院選
が衆参ダブル選挙となって、それが本当の主戦場となる。そのぐらいに見ていたほうがよさそうだ。