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静岡知事選:総選挙前哨戦 民主、自民に戦術の違い
与野党が次期衆院選の前哨戦の一つと位置づける静岡県知事選(7月5日投開票)は告示から25日で
1週間。自民、民主両党の選挙戦術の違いが明確になってきた。民主党は鳩山由紀夫代表が来援し、
衆院選による「政権交代」とイメージを重ねる作戦を展開。女性候補を推薦する自民党は、内閣支持率
が低迷する麻生太郎首相の静岡入りもままならず、著名な女性議員を送り込み、政党色を薄めるのに
躍起だ。
静岡市葵区の繁華街で25日午後、民主推薦候補の川勝平太氏(60)と並んでマイクを握った鳩山氏
は「民主党の色を丸出しにして戦ってくれている。こんなにうれしいことはない」。握手を求める人々に
囲まれ身動きがとれなくなる場面もあった。
名古屋、さいたま、千葉の各市長選に続く主要地方選4連勝を目指す民主は、告示日(18日)の野田
佳彦幹事長代理を皮切りに、岡田克也幹事長、菅直人代表代行ら幹部が続々と静岡入り。党推薦の
決定がポスター作製に間に合わず、後から「民主党推薦」のシールを張りつけた。
対照的に、推薦を受けた自民、公明両党名がポスターにないのが前自民党参院議員の坂本由紀子氏
(60)。25日は三島市に元五輪選手で副外相の橋本聖子参院議員が駆けつけ「女性だからこそ手の
届かないところに手が伸びる」と坂本氏支援を訴えたが、「自民党」の言葉は最後まで聞かれなかった。
野田聖子消費者行政担当相が出陣式であいさつしたほか、今後は森山真弓元法相や公明党の浜四津
敏子代表代行らが応援を予定。麻生首相も静岡入りに意欲を示しているが、「影響を党本部が見極めて
いる」(選対関係者)という。
共産党は25日、党公認の平野定義氏(59)が下田市で開いた集会に佐々木憲昭衆院議員(東海ブロック)
が参加し、衆院選と併せ同党への支持を訴えた。
元民主党参院議員の海野徹氏(60)は「純粋無所属」を訴え、自民党を離党した渡辺喜美元行革担当相
が静岡市などで応援演説を繰り返している。【望月和美、田口雅士、中村隆】
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