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麻生首相、反転へ機会生かせず=再対決、鳩山氏に主導権-党首討論
17日に行われた麻生太郎首相と鳩山由紀夫民主党代表の2度目の「党首対決」。内閣支持率の急落などで窮地に
立たされる首相は、反転攻勢への思惑を秘めて論戦に臨んだが、これといった有効打を放てず、意気込みだけが
空回りした。これに対し、追い風を受ける鳩山氏は「国民の生活が第一」と民主党の姿勢を盛んにアピール。双方の
置かれた状況が浮き彫りとなった。
論戦は冒頭から、鳩山氏が主導権を握る展開となった。「同僚議員からは止められたが、国民の最大の関心事に
触れないわけにはいかない」。こう切り出した鳩山氏は、日本郵政社長人事をめぐる迷走劇を取り上げ、「(内閣)
支持率が大きく落下した原因は、判断ができない、ぶれる、間違える、この三つ」と指摘。実弟の鳩山邦夫前総務相
更迭については「間違った方のくびを切った」と断じた。
一方の首相は今回は「政策一本」(周辺)で臨むことを心掛けた。前回の討論で、小沢一郎民主党代表代行の秘書が
逮捕・起訴された違法献金事件を執ように追及し、自民党内でも「みっともない」と不評を買ったからだ。
鳩山氏が社会保障費を抑制してきた政府の方針を批判、「最優先しなければならないのは命の問題」と訴えると、
首相は「社会保障の財源で『消費税の話はしない』との話になっているようだが、無責任だ」と財源論で反撃を試みた。