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改ざん「前局長の指示」 郵便不正捜査、係長が供述
自称・障害者団体「凛(りん)の会」(現・白山会)を郵便割引制度の適用団体と認めた偽の証明書が
厚生労働省で発行された事件で、障害保健福祉部企画課係長の上村勉容疑者(39)が大阪地検
特捜部の調べに対し、当時上司の企画課長で前雇用均等・児童家庭局長の村木厚子容疑者(53)
=16日付で大臣官房付=から、証明書発行日の「改ざん」を指示され、従ったと供述していることが
わかった。
特捜部は、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で再逮捕した上村係長のこの供述について、村木前
局長が不正と知りながら発行を指示した疑いの重要な証拠と位置づけ、一連の経緯をさらに詳しく
調べているとみられる。一方、同容疑で逮捕された村木前局長は否認しているとされる。
上村係長の供述によると、上村係長は04年6月初め、村木前局長に呼ばれ、凛の会への証明書に
ついて「早く出してあげて。決裁のことは気にしなくていいから」と催促されたという。そのうえで、証明
書の発行日は6月ではなく、5月にさかのぼるよう指示されたとされる。
凛の会元会長(白山会代表)の倉沢邦夫容疑者(73)=同容疑で再逮捕=の供述では、倉沢代表は
この直前、村木前局長に対し、すでに5月の段階で証明書が発行されたと郵便側に伝えたため、発行
日を5月にするよう要求したとされる。さらに、上村係長の供述では、係長が6月初め、「5月28日付」
とした偽の証明書を村木前局長に手渡すと、前局長から「ご苦労さま。この件はもう忘れて下さい」とも
言われたという。
これまでの調べによると、村木前局長は04年5月、倉沢代表と面会した際、旧日本郵政公社(現・郵便
事業会社)の当時の東京支社長に電話をかけ、「凛の会に障害者団体の証明書を出しています」という
趣旨の説明をした疑いもある。当時の東京支社長は特捜部の任意聴取に「電話を受けたかもしれない」
と証言したことも新たに判明した。
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