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衆院現職の足元で、自民党県議が立候補へ
会津若松市選出の自民党県議・小熊慎司氏(41)が16日、斎藤健治・党県連幹事長に離党の意思を
伝えた。離党届の受け取りは拒まれたが、小熊氏は週内にも次期衆院選の福島4区から無所属で
立候補を表明する方針。自民と民主の一騎打ちとみられた選挙戦は一転、三つどもえの争いとなり
そうだ。
小熊氏は午前9時すぎ、県議会の自民党役員室へ斎藤幹事長を訪ねた。斎藤幹事長は県連でなく、
まず会津若松支部に出すように要請し、受け取りを断った。話し合いは30分ほどで終わり、小熊氏は
すぐに議員控室の荷物をまとめて退出。その後に開かれた党選対委員会は欠席した。
斎藤幹事長は協議後の取材に、「もうあと2カ月もない選挙を控えて、反党的行為になる」と小熊氏の
行動を批判。本人には「いくらうまくいっても離党届ではすまない。私個人の考えでは除名に近い処分
だと言っておいた」という。離党届の扱いは、まず会津若松支部で協議し、その後県連で検討するという。
一方の小熊氏は協議後の取材に、「政党の論理ではなく国民の論理としてどう判断すべきか、議員とし
て決めた」と理由を説明。党から厳しい処分が予想されるが、「私も重く感じているが、国民と共にある
べきだと考えた」と話す。立候補に向け、「最終的な調整をしている」という。
自民党内では小熊氏への反発が広がった。県連幹部は「ここまでしちゃって、県連はもうだれも相手に
しない」。ある県議は「次への布石のつもりだろうが、一体何をやっているんだという感じ。手をあげれば
いいというものでない」とため息交じりだ。
一方、小熊氏の後援会幹部は「今の政治に不満を持つ人の票を広く集められる。自民党、民主党に
閉塞(へい・そく)状況を感じる人の受け皿になりたい」と話す。ある県議は「どん詰まりでも戦うのが会津
人の気質。意外に票を取るかも」と評する。保守票が割れるのか、自民党の危機感が高まって結束する
のか。その影響の見方はまだ分かれている。
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