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一昨日の夜、都内某所で自民党派閥領袖が秘密の会合をしたという。
参加した顔ぶれは、町村信孝、古賀誠、山崎拓、高村正彦、津島雄二ほか…。
「実は、その会合のメンバーの中に泉信也という人物が同席していたんですよ」。
泉信也とは、運輸省出身の官僚政治家。参議院議員を3期務めている。
関係者は話を続ける
「官僚上がりだというのはともかく、彼は、敵前逃亡した安倍晋三内閣の時の改造内閣で国家公安委員会の
委員長になり、その後、やはり途中で総理を放り出した福田康夫の福田内閣時代も国家公安委員会の委員長を務めた。
みんな気づいていないかもしれないが、コイツは検察・司法に大きな影響力を持っているらしい」。
警察官僚で内閣官房副長官、安倍と仲良く、やはり安倍内閣時代に内閣官房副長官になり現在も麻生太郎の
側近として、打倒!民主党、打倒!小沢一郎に動いている漆間巌ほどではないにしろ、
この泉信也という御仁も、その道ではなかなかの食わせ者らしい。
「泉が会合に参加したのは、どうやら小沢を含む民主党対策だったらしいんだよ」(事情通)。
と言ったわけで、この自民党派閥の会合は、麻生のことなってそっちのけで、ほとんどの時間が、西松建設に
絡む問題で逮捕された民主党前代表・小沢一郎の公設第一秘書・大久保保隆の裁判と郵便料金の不正事件に
まつわる政治家の話題に費やされたという。
不正郵便は、民主党の大物が絡んでいると言われるだけに、どうやら作戦会合となったようである。
「7月12日の都議会選挙、さらに、その後に控えている総選挙を前に、どんな国策捜査が出来るか、
あるいは民主党のスキャンダルを探り合う打ち合わせをしたようですね。
何だかんだ言っても”野党になりたくない”というのが、彼らの共通目的ですから。
権力を握るためなら、どんなことがあっても、まとまってしまうのが自民党の凄いところです。
霞ヶ関の官僚も、今回だけは本気になっている。
民主党政権なんかになったら、自分たちの存在すら危うくなりますからね。
そういった意味で、この先も彼らは、政権を守るためにも何かを仕掛けてくるはず」(事情通)