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「半数は山鳥坂ダムに反対し、賛成は2割」―。
松山大人文学部の市川虎彦教授(地域社会学)の研究室が大洲市民を対象に7月に実施した意識調査で、
ダムによらない治水を求める「民意」が浮かび上がった。
21日、県庁で会見した市川教授は「結果は統計学的に大洲市民の縮小コピー。反対が多く予想外だった。
9月の大洲市長選で買った自民党は『民意は建設推進』と言っているが選挙は単一争点ではなく、調査結果は逆。
建設推進の民意は間違いだ」と指摘している。
調査は大洲市の選挙人名簿から無作為抽出した20歳以上の1500人に調査票を郵送。
655人(男279人、女350人、性別無回答26人)から有効回答を得た(回収率43.6%)。
年代別は、20代4.7%▽30代11.0%▽40代14.5%▽50代17.1%▽60代23.2%▽70代25.0%。
調査結果によると、山鳥坂ダム建設に「賛成」(「どちらかというと賛成」含む)は133人(20.6%)。
(「どちらかというと反対」含む)は323人(49.9%)で「賛成」を大きく上回った。
政党支持別では、民主党支持者(169人)は64.5%が反対し、賛成は15.4%。
自民党支持者(179人)は反対33.5%、賛成34.1%と拮抗した。
男女や地域による有意な差はなかったとした。
大洲市では1月と9月の市長選で、ともにダム推進派の候補が当選している。
地域の重要課題の決定方法については、住民投票との回答が65.4%で、議会審議の12.2%の5倍以上に上った。
山鳥坂ダム建設に関する住民意識調査(松山大・市川研究室)
賛成 62人(9.6%)
どちらかというと賛成 71人(11.0%)
どちらとも言えない 191人(29.5%)
どちらかというと反対 134人(20.7%)
反対 189人(29.2%)