09/04/10 16:19:18 9jfvpjfK
酷使に告ぐ、
勅命が発せられたのである。既に、天皇陛下の御命令が発せられたのである。
此上お前達が飽く迄も抵抗したならば、夫は勅命に反抗することになり逆賊と
ならなければならない。正しいことをしてゐると信じていたのに、それが
間違って居たと知ったならば、徒らに今迄の行懸りや義理上から、何時までも
反抗的態度をとって、天皇陛下に叛き奉り逆賊としても汚名を永久に受ける
やうなことがあってはならない。お前達の父兄は勿論のこと国民全体も、
それを心から祈って居るのである。速かに現在の位置を棄てて帰って来い。
結婚50年に当たっての天皇、皇后両陛下の会見より抜粋
顧みますと私どもの結婚したころは、日本が多大な戦禍を受け、310万人の命が失われた
先の戦争から日本国憲法のもと、自由と平和を大切にする国として立ち上がり、国際連合に
加盟し、産業を発展させて、国民生活が向上し始めた時期でありました。
時代にふさわしい新たな皇室のありようについての質問ですが、私は即位以来昭和天皇を
はじめ過去の天皇の歩んできた道にたびたびに思いを致し、また、日本国憲法にある天皇は
日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であるという規定に心を致しつつ、国民の期待に
応えられるよう願ってきました。
象徴とは、どうあるべきかということはいつも私の念頭を離れず、その望ましいあり方を
求めてこんにちに至っています。
なお、大日本帝国憲法下の天皇のあり方と、日本国憲法下の天皇のあり方を比べれば、
日本国憲法下の天皇のあり方の方が、天皇の長い歴史で見た場合、伝統的な天皇のあり方に
沿うものと思います。