09/02/20 23:44:52 +R1rj4kq
稲田朋美HPより
明治維新の象徴である明治天皇は生きたパラドクスであられたというのは
私が尊敬する渡部昇一先生のお言葉ですが、
立花 隆 著「ロッキード裁判批判を斬る」より
渡部(昇一)氏がこれまでお書きになった文章で「知的生活の方法」と並んで最も有名なのは、
三年ほど前に週刊誌に書いた「神聖な義務」と題するエッセーである。それは渡部氏がドイツ
留学中に友人の医学生から「大声では言えないことだが」として次のような話をきいたということ
からはじまる。「この前の大戦でドイツの強健な青年の多くが戦場で失われた。この大量の血液の
損失は民族の運命にかかわるものであった。しかし西ドイツは敏速に復興しヨーロッパで最も
活力がある国である。その理由は東ドイツから大量の青少年が流れこんでくることと、ヒトラーが
遺伝的に欠陥のある者たちやジプシーを全部処理しておいてくれたためである。」
渡部氏はこの話を聞いてナルホドと感心しパリやイタリアではジプシーのスリやかっぱらいが多いのに
ドイツやオーストリアに入るとそれがないのはそのせいだと納得して
「ナチスの非人道的な功績の面」を評価するのである。
そして今の社会ではナチス時代のように劣悪遺伝子の所有者を国家の手で一掃するわけには
いかないから、精神異常、精神薄弱、先天的身体障害など劣悪な遺伝子を持つ者は自発的に断種して
子供を作るなといい、そうでないと社会のレベルが低くなると主張したのである。
あまつさえ作家の大西巨人氏が血友病の子供を二人も作ったのはけしからんと名指しで非難したため
大西氏からヒトラー礼賛者と逆に非難され、
障害者の団体からは身障者抹殺論者として糾弾されるという事件が起きたことがある。
このエピソードによく示されるように渡部氏は昔から五体満足の人間以外は人間と認められない
から断種や処理をしてさしつかえないという恐るべき固定観念をお持ちの方なのである。