09/02/20 22:31:19 1NQEuMbr
小泉氏が定額給付金に関連して、衆院で一度賛成したのに参院否決後衆院差戻し2/3で
再可決することに反対するのは何の問題があるのか?問題ないどころかサプライズだ。
次の衆院選では自民は絶対に2/3は獲れない、過半数だって危ないだろう。
戦争では、こちらが有利な状況でお互いに譲歩しあい、落としどころを見つけるのが正しい
勝ち方。勝っているからといって、やりたい放題していると戦況が不利になったとき相手の
譲歩が引き出せない。太平洋戦争がそうだったように、勝っているうちに講和に持ち込めば、
あそこまで甚大な被害は出なかっただろう。
小泉氏の常々言っていることは、政治・選挙は平時の戦争だということ。
ここで2/3を持っているからといって、お互い譲歩しあわず、強行採決をすれば、次の衆院
選で過半数が取れたとしても、よしんば取れなかったとしたら、一切の国政が動かなくなる。
小沢なら平気でやる。
まして野党に転落すれば衆参両院とも自民の出る幕はない。そうしたら日本はどうなる。どれ
ほどの権力が小沢に集まるか、どれほどの金を食いつぶされるか、どれほどの借金を私たち
や子供たちが背負うことになるのか、想像するだに恐ろしい。
まさに国難ともいえる事態になっている。
今ここで定額給付金を民主の主張どうり止めれば、貰う気になっていたのに梯子を外された
形になる国民へ「民主党が定額給付金を止めさせた」と、選挙で喧伝できるだろう。またそれ
でも予算案が通らなければ、民主お約束の「我々の出した提案に、我々は反対しる!」って
ことを引き出した上で選挙に持っていけば、一寸は有利に戦えるだろう。
自民が2/3を持っているのにあえて民主に譲歩し定額給付金を取下げるというのは、ねじれ
国会での新しい運営指針を開くものであり、来たる選挙に向けてのピンチをチャンスに変える
小泉流の最善手であろう。