09/02/26 08:44:02 c8sUyqa/
法の不遡及というのは、日本では基本的に法律の条文のみ問題にされるんでは?
つまり行為以降の解釈や運用の変更は、理論上や良し悪しはともかく、
現実の法運用では不遡及の問題にならないんでは?
法の不遡及
URLリンク(ja.wikipedia.org)
>日本においては判例は法源とはされないため、判例変更による解釈の変更は
>法の不遡及の問題ではない。しかし、理論上、違法性の意識の可能性の欠如による
>故意の阻却の問題や期待可能性の欠如による責任阻却の問題を生じうる
例えば、17歳の過激水着映像が取得行為時点で摘発されていなくても、
それは、合法なのか、違法状態だが、たまたま摘発されてないだけなのか、
法的には確定しないはず。これが摘発されても児童ポルノのが曖昧ままでだと、
現実の法運用では法の不遡及の問題は生じないはずである。
映像を取得した人も内容について認識があれば、取得後に摘発されても、
扱いとしては、違法状態だが摘発されてなかっただけの映像を取得したにすぎない
ような状態になって、法の不遡及の問題ではなく、
違法性の意識の可能性の欠如による故意の阻却の問題や期待可能性の欠如による責任阻却の問題
にすぎないとなる可能性があると思います。
現実的には条文で明記されていないことに、法の不遡及はほとんど期待できないのでは?
法律の錯誤(違法性の錯誤)
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期待可能性
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責任
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去年に出た民主党の対案は、「定義」も「取得後に摘発された物の取得者の扱い」
も曖昧でしたが、きちんと議論してるんでしょうかねえ。