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橋下流 大阪府政1年 メディアの力 逆手 (抜粋)
「定額給付金は、大阪府全体で年収400万円以上の人には出さないと所得制限をかけ、余ったお金で学校耐震化を検討しては」
隣にいた副知事の三輪和夫が顔色を失った。事前の議論は皆無。全く知らなかった。
総務省出身の三輪は、国政の火種だった給付金問題で、同省の政策に異を唱えるような提案に表情を硬くし、予定していた閉会あいさつもせずに退席した。
「あれが知事の反射神経ですよ」と、ある府幹部は解説する。
実は橋下の発言の直前、市町村側から二つの意見が出ていた。
「お願いしたいのは学校耐震化の推進」(泉大津市長)、
「定額給付金は、年収200万円以下への給付とし、残りを有効に使ってはどうか」(熊取町長)。
三輪も後日、「その場で結びつけ、思いつかれたんでしょう」と振り返る。
大阪市長の平松邦夫は常々、橋下の勘の良さを「長嶋茂雄的」と評する。
だが、「動物的な勘」だけではない。知事特別秘書の河崎大樹は
「毎朝、登庁までの車中で新聞各紙を読んでアンテナをはりめぐらせている」と打ち明ける。
「2週間遅れた時の損害額を出してほしい」
府が、道路予定地の強制収用に乗り出す昨年10月16日の朝、橋下が登庁に利用する知事公用車から都市整備部に電話が入った。
売却を拒否する社会福祉法人側は、予定地にある畑で保育園児たちが芋掘りを行う2週間後まで待ってほしい、と抵抗した。
電話から40分後。急きょはじいた金額を聞き取った橋下は、前日に渡された当たり障りのないコメントを無視し、カメラに向かって言った。
「2週間遅れると、通行料で6億~7億円の損が出ます。ご理解いただきたい」
同部幹部は「損得勘定をはっきり示した分かりやすい説明。役人には全くない発想だ」と驚いた。
「知事メール」にも、メールの公開が決まった年明けから変化があるという。
従来以上に公務員の姿勢を厳しく批判。職員への注文がA4判5枚分に上ったメールも。
府幹部は「情報公開でメディアの目にさらされることを逆手に取った発信だ」と話す。
URLリンク(osaka.yomiuri.co.jp)
麻生さんも用意された原稿をアドリブで読んでいるんだよな