09/07/30 12:57:02 CCYqeaSg
★バーチャルではない、本当の「失業率」★
正社員が減り、臨時雇用が増えている現状では、今日のような失業率の集計方法
では失業の実態を把握できない。例えば就職先が見つかるまで、とりあえずアルバ
イト・パートをやっている人は求職者にならない。また就職そのものを断念したニート
と呼ばれる人々も失業者から除外される。
さらに失業手当の支給基準が最近厳しくなっている。失業手当が支給されないなら、
ハローワークに用はないという人がいて、ハローワークでの求職数が減っている可能
性が強い。これらのようなことが原因で求職者数が減れば、失業率は自然と小さく
なる。
高卒者の就職内定率95%になったと報道されているが、この数字もヴァーチャルで
ある。高卒者の求職活動は、半年以上前から始まるが、あまりの厳しさに就職を
あきらめ、進路変更する者が続出する。求職者の減少は卒業まで続くので、卒業の
時点でほぼ100%の就職内定率が実現するという仕組である。
各地の有効求人倍率もあやしい。まず企業から求人を捜してくる仕事があり、これが
出来高払いになっているという話がある。つまり実現性の低い求人がかなりまざって
いる可能性がある。また愛知県の求職が、北海道でなされているケースもあるようだ。
このようにこれまでの算出方法では、失業率は実態を表さない。
本当の雇用情勢を知るために、マクロの数字である雇用者報酬に着目している。
雇用者報酬は年々減少している。日本の雇用状態は確実に悪くなっているのである。
雇用者報酬から逆算すると、日本の実質的な失業率は20%くらいと推定される。
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