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「さもしく1万2千円欲しい人も…」定額給付金で首相発言
麻生首相は6日夜、長崎県諫早市で自民党長崎県連が主催した首相の演説会で演説し、
追加景気対策の柱である定額給付金について、「貧しい人には全世帯に渡すが、
『私はそんな金をもらいたくない』という人はもらわなきゃいい。(年収が)1億円あっても、
さもしく1万2000円が欲しいという人もいるかもしれない。それは哲学、矜恃(きょうじ)の
問題で、それを調べて細かく(所得制限を)したら手間が大変だ」と語った。
政府は所得制限を設けるかどうかで混乱した末、「年間所得1800万円が下限」という目安
を示したが、受給辞退を呼びかけるかどうかは市区町村の判断に委ね、実質的に制限がない
状態が見込まれている。それだけに、今回の首相の発言は波紋を広げそうだ。
(2008年12月7日01時39分 読売新聞)
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