08/10/08 19:23:30 fqLcob5/
小泉も次男を後継者に指名して男を下げた感は否めないが、自民党は小池じゃないと
勝てないと看破した政局感は確かだった。自民党が先週の土日に行った世論調査では
麻生内閣を支持しないが38%、支持するが44%だったようだ。
この支持せずの38%に自民党幹部はしびれたそうだ。あの福田政権さえ不支持率は
20%台。一旦NOと言った人はなかなかYESに戻らないものだが、それに比べ
YESの人がNOになるのは簡単だからである。
一般的な教訓として語られている「一旦信用をなくすと、それを取り戻すのは容易な
ことでない」ということなのであろう。この結果を見て麻生は思ったのかもしれない。
今は解散はできないと・・・
麻生の唯一の希望の光は、首相にふさわしいという観点の世論調査で、ダブルスコアーで
小沢一郎に勝っていることだ。麻生対小沢の構図に持ち込まなければ勝てない。麻生がそ
う思っても不思議でない。
そこで、衆院での所信表明で野党党首のように小沢代表に質問をぶつけるという前代見聞
の椿事。小沢を挑発して論戦に引き込みたかったのだろう。でも、役者は小沢が一枚も
二枚も上だった。麻生の質問を一切無視し、自分が総理になるという前提での所信表明で
応えた。
皮肉にも、国民の前で政権交代を演出して見せたのだ。麻生があせったことは間違いない。
能弁な自分と口の重い小沢が討論すれば勝敗は明らかだと思っている節がある。その後自
民党は民主党に党首討論を打診しているが、民主はそれに応えていない。たとえ党首討論
が実現し、麻生が小沢に圧倒しても支持率は下がり続けるだろう。国民は理屈抜きでチェ
ンジを望んでいるからである。
佐藤ゆかりは駅頭でいう、「政界は一寸先は闇です。選挙後どのような政界再編があるのか
分かりませんが、私は東京5区の皆様のお役に立てるよう頑張ります」と。政界再編にど
う動くのか。選挙区の地元益を視野の一端に入れているのであれば、まずは当選すること
が彼女の最重要課題ということだ。