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もう1つの誤算は、野田氏の盟友で、グループ有力幹部の松本剛明前政調会長らが出馬に強硬に反対したことだった。
松本氏ら慎重派は一貫して、「民主党は政権交代に近づいている。出馬してみっともない票差になれば、取り返しが付
かない」「今は衆院選に全力投球すべきだ」などと制止してきた。
20日早朝、野田氏は千葉県船橋市内の自宅を出て、新幹線に飛び乗った。支持者との会合のため兵庫県姫路市に
戻っていた松本氏を説得するためだった。
この説得が失敗すれば出馬は難しくなる-。
こう思い詰めた野田氏だったが、慎重派筆頭格の松本氏の首を縦に振らせることはできなかった。
野田氏や主戦論者が、小沢氏と距離を置く前原誠司副代表のグループ、凌雲(りよううん)会から推薦人を借りようとし
たことも「松本氏らの怒りを増した」(野田グループ若手)という。前原グループはリベラル志向の議員が多く、政策論争
を掲げる代表選で、保守色の強い野田グループの主張が薄まる懸念もあったためだ
小沢氏の無投票3選が固まったことに、民主党には「国民に政策をアピールする機会を失った」(若手)と失望する声も
ある。
ただ、「代表選は甘いものではない。無益な人格攻撃や報復合戦が封じられた」(ベテラン)と歓迎する声が多数派だ。
鳩山由紀夫幹事長は22日の会見で「野田氏が悩みながらも不出馬を決めたのは1つの決断だ。苦しみの中での判断
を評価したい」と述べ、総選挙に向け党の結束強化を図る考えを示した。
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