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ノーベル賞余波 二重国籍禁止を撤廃 自民法務部会 国籍法改正検討
10月11日8時0分配信 産経新聞
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎米シカゴ大名誉教授が米国籍を
取得していたことを機に、自民党法務部会の国籍問題プロジェクトチーム
(PT、座長・河野太郎衆院議員)は10日、二重国籍を
認めていない国籍法改正の検討を始めた。南部氏はすでに日本国籍を
喪失しているが、ノーベル賞受賞が思わぬ波紋を広げたようだ。
国籍法11条は二重国籍を原則認めておらず、出生地で国籍を決める
「属地主義」の米国などで生まれた日本人は22歳までにどちらか一方の
国籍を選択することになっている。外国籍を取得した人はその時点で
日本国籍を自動的に失うが、地方法務局に届け出なければ、戸籍はそのまま残る。
個人情報を外国政府に照会することはできないため、実態把握は難しいが
法務省では、外国籍取得者の約1割しか届け出ていないとみている。
日本に戸籍が残っていれば、旅券取得や選挙の投票などが可能となり
犯罪に利用される懸念がある。一方、国際結婚などで政情不安な国の国籍を
取得した人には日本国籍を残しておきたいとの思いも強い。
法務省は法改正に慎重だが、PTでは「正直者と有名人がバカを見る制度だ」
(河野氏)、「二重国籍を積極的に認めた方が日本人が世界に雄飛しやすい」
(猪口邦子衆院議員)など改正論が根強い。PTは二重国籍の実態や
問題点を洗い出していく方針だが、国籍は「誰が日本人か」という
国家の根本問題だけに論争を呼びそうだ。
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