08/08/09 02:44:20 qa2iw2Zd
>>229
民主主義と自由主義は近代憲法の要請。
民主主義の定義は多数決で良いが自由主義は不可侵の人権保障。
まあ社会権はともかく市民的自由権の保障が民主主義だけで実現可能か、ということ。
民主主義だけでは憲法上の保障を満たしてくれない、
独裁官の立法権が恣意的に行使されたらどうする?
独裁官は立法によって自由の封殺も可能であるからその危険を阻止するためには
自由主義の保障を担保する何らかの制度が必要。
故に、仮に独裁官が認められても自由主義の立場から彼に全てを授権するのは
危険だと考えるのだが。
>民主主義における個人と国政との媒体が議員という形でしかありえないというのは狭量に過ぎる
憲法において議会での言動の自由が認められるのが議員しかないのだから。
かかる身分保障を全国民に与えるのは人権の濫用になりかねない。
>イギリスは大抵の場合単独与党だが、あれも民主主義及び自由主義の結論の一つだろう
議会制度を採る以上、そして公開の議事が行われている以上、野党による
行政への審査が可能。国民の選挙の判断材料が議会という公開の場で議員という専門家に
為されているメリットは高度情報化時代でも変わりない。
>停滞に見合うメリット
法律というものは憲法上の権利を抑制、義務を付加するものが多い。
停滞に見合うメリットとしてはかかる基本権の抑制に対する周知の機会があることかと。