08/09/08 21:17:02 YK4KgLOc
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ブランド保護へ対応協議
県を代表する伝統工芸品「南部鉄器」の名称が、中国で商標登録申請されていることが5日わかった。
まだ登録されていないが、申請が認められれば、順調に伸びている海外輸出への足かせになりかねないだけに、
南部鉄器の製造業者らで構成する県南部鉄器協同組合連合会(盛岡市)は、中国政府に商標登録を認めないよう
異議を申し立てることを検討している。
中国での商標登録申請は、「南部鐵器」として、香港在住の個人が2007年9月に申請していた。中国・大連に駐在する県職員が
今年6月にインターネットで見つけた。
58製造業者が加盟する水沢鋳物工業協同組合(奥州市水沢区)の後藤安彦事務局長は
「中国市場はまだこれからのところだが、中国で製造された鉄器に『南部鐵器』のブランド名で
欧米向けに輸出されれば、せっかく築いてきた市場が侵食されかねない」と危機感を募らせる。
8日に同組合のほか、東北経済産業局、県、市の担当者などが集まり、今後の対応策を協議する。
「南部鉄器」は1975年、国の伝統的工芸品に指定されている。また、特許庁に地域団体商標として
今年1月に登録されている。日本貿易振興機構(ジェトロ)の調べでは、07年の南部鉄器の海外輸出額は
約3億3500万円。最近の日本食ブームの高まりで、日本料理店で使う実用品としてティーポットなどの需要が
伸びているという。
県地域産業課の橋本良隆総括課長は「岩手の大事なブランドを守るため、県も智恵を絞り、
組合と協力していきたい」と話している。
(2008年9月6日 読売新聞)
岩手のブランドが盗まれちゃうよ。