08/01/25 16:37:43 gDBAZ/Aj
憲法は,「国家権力(司法・行政・立法)全てを縛るための命令」
である。なぜなら憲法に違反することができるのは国家だけであるからだ。
トマス・ホッブス(1588-1679)は『リヴァイアサン』において、
旧約聖書ヨブ記を引用して,国家をリヴァイアサンにたとえている。憲法
とは「国家権力の暴走をくいとめる最後の鎖」として誕生したものだという。
憲法とは、主権者である国民の側が国家権力に対して、命令するものなのだ。
こうした認識をどれだけ持てるか、その度合いが民主主義の成熟度であろう。
小林節 無知 無教養がはびこるこの国の政治
URLリンク(www.magazine9.jp) 一部抜粋
「9条を守りさえすればこの国は平和で、9条を改正されたらこの国は危ない」
なんて言って内輪で会合を開いて、影響力のないところで護憲念仏を唱えて、うっとり
していた時代が長すぎたんです。
そんなことより、小・中・高校と大学の憲法講座、一般教養の法学講座できちんとした
憲法教育をすることが護憲派の役目なんですよ。立憲主義の教育を全然してこなかった。
それでいま襲われて焦っているわけだからね。
立憲主義は、人間の本質に根ざした真理です。つまり、権力は必ず堕落する。なぜなら権力
というのは、抽象的に存在するのではなくて、本来的に不完全な生身の人間が預かるから
なんです。つまり政治家と公務員が、個人の能力を超えた国家権力なるものを預かって堕落
してしまうということです。
社民党はただ護憲、9条を守れと叫ぶだけでなく憲法とは、主権者である国民の側が
国家権力に対して命令するものという事や、社民主義の正しい知識などの
宣伝をすべきだ。