07/08/02 16:15:00 1TJUNEfN
なにこれ?
【コラム・断 民俗学者・大月隆寛】丸川サマ、見せてもらいました
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前略、丸川珠代サマ、あれだけの逆風をものともせず見事に当選、おめでとうございます。
世の中ってやっぱりほら、ちょろいもん、でしたねえ。うふふのふ。
これまで投票にすら行ってなかったことがバレてバッシング食らった時に、街頭演説で応援に
来ていた片山さつきサマに抱きついて号泣した図、あれには心底感服つかまつりました。
思わず兄貴分にすがってしまった若い衆、それこそかつてのヤクザ映画なんかじゃ定番の見せ場なわけで。
あなたも片山サンもそういう意味じゃまさに同類、兄弟仁義のペンキ絵でした。
とりあえず良家の子女に生まれ、ガッコのおベンキョだけはしつけられ、オンナとして見てくれも人並み以上、
という、人としてまっとうになるにはそんな二重三重の不自由を背負いながら、おのれを静かに省みることもないまま
東大からマスコミや官僚、そして議員サマと経歴サーフィンだけを要領よくやってのけるようないまどきの三十代
女性ってやつの内面が、さて、どれくらいほったらかされたままだったのか、ってことを、どんな能書き並べるよりも
雄弁に写真一発でわが同胞の眼前に切り取って見せた、のでありますからして。
棚にあがって高みから能書き垂れてみせるその豪胆さなど、なんのことはない、あなたがたアタマの良い女性が
忌み嫌ってみせるのがお約束な、あのニッポンのオヤジそのまま。もしもあなたがわれとわが身を虚心坦懐(たんかい)、
鏡に映してみれば、あ~ら不思議、そんなオヤジの内面がそこにまざまざと映し出されているはず…なのですが、
でも、いまや議員サマのあなたのこと、選挙後、さらに一段と焦点のあわなくなったかに見えたその瞳には、
そんな些細(ささい)なこと、すでにどうでもいいこと、なのでありましょう。(民俗学者・大月隆寛)