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三浦博史の「参院選を読み解く」比例区の情勢
「自民大苦戦」が連日のように報じられています。
国民の財産を預かる社会保険庁の大不祥事を暴いた民主党の長妻昭代議士はヒーローに違いありませんが、
私は「自民惨敗、民主大躍進にはならない」と思います。
3年前(2004年)の参院選(自民49議席=選挙区34議席・比例区15議席)では、
年金未納問題での小泉前首相の「人生いろいろ、会社もいろいろ」発言で、「ふざけるな」と怒った有権者が「まっすぐにひたむきな」岡田民主党に走りました。
つまり有権者が「小泉より岡田」を選んだのです。
また、自民党が惨敗した1998年の参院選(自民44議席=選挙区30議席・比例区14議席)では政策発言でブレた当時の橋本首相に愛想をつかした有権者は「橋本より菅」を選びました。
しかし、今回は過去2回とは少し様相が異なります。
社会保険庁による問題は過去からの積み重ねであり、安倍内閣がその原因を作ったわけではなく、
安倍内閣で発覚したに過ぎません。この軸の違いが大きいのです。