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民・社分裂 佐伯市職労板挟み 組織は松本氏支援 矢野氏応援を容認
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参院選大分選挙区(改選数1)で、民主と社民がそれぞれ候補を擁立した結果、佐伯市職労(上田徹委員長、組合員874人)が両陣営の板挟みに合っている。
市職労は上部団体の自治労県本部の決定に従って、社民が推薦する無所属新人の松本文六氏(64)を支援する。
だが、民主が全面支援する無所属新人の矢野大和氏(50)はかつて仕事を共にした元佐伯市職員。
市職労は苦肉の策として、組合員が特別な事情を理由に矢野氏支援を申し出た場合、市役所外での選挙活動を認めることにした。
矢野氏は旧宇目町職員で、合併後に佐伯市職員として働き、市の観光大使も勤めた。
市職労の組合員でもあり、出馬表明を機に退職した。
市職労は5月中旬の代議員会で、松本氏を推薦する自治労県本部の決定を受け入れる一方、矢野氏への対応についても協議。
この結果、同じ職場で働いた経験があるなど、個人的に思い入れが強い組合員については、矢野氏支援を了解することに決めた。
寺嶋直文書記長は「組合としては、松本氏でやっていくだけ。ただ、仲間を大切にしていくのは労働組合の基本。そういう組合員の気持ちを否定するわけにはいかない」と説明する。
市職労が加盟する佐伯地区平和運動センター(加盟組合員約2000人)は社民の支持団体。
メンバーは松本氏の後援会加入者を増やす活動をしているが、過去の選挙で加入カードに記入してくれた有権者の一部は「今回は地元の人に」と答え、矢野氏支持に回るケースが出ているという。
同センターの奥村隆彦委員長は「矢野氏について、それぞれの組合が組織論議をしていたなら複雑な対応になっただろう。だが、加盟組合がかかわらないところで、矢野氏の立候補に向けた動きが決まった」と指摘し、松本氏を支援する上で組織的な問題はないことを強調した。