07/06/28 22:01:05 D9ppRHR8
研修は2時間だけだった。それも1時間は「職場ルール」と電話機器の使い方の説明である。
「遅刻するな」
「電話を自分から切るな」
なぜか、「この業務のことを一切口外するな」ともいわれた。年金については、「<受給者>という字は、こう書きます」
などとごく基本的な説明が繰り返されたほかは、A4のバインダーに閉じられた30ページほどのマニュアルに書かれていた。
部屋の外に持ち出すことすらできないマニュアルの内容は、社保庁のホームページにも書かれてあるような年金の基礎知識
の「電話対応事例集」が10時間ほど。だが、年金初心者には暗記できそうにない専門用語だらけである。
それなのに、
「じゃあ、後はマニュアルを読んでおいて」
で済まされてしまった。
「ねんきんあんしんダイヤル」の窓口の大半は、複数の派遣会社の人間と、
「1日働いても数千円にしかないらない倉庫仕分けをやるよりぜんぜんいいよね」
というフリーターが支えている。年齢も20歳くらいの学生風から、主婦らしき女性、そして、すでに年金をもらってるだろう高齢者
まで多種多様だ。周りの人と話していると、「国民年金」「厚生年金保険」「共済年金」の3種があることすらよくわからず仕事をし
ている感じだが・・・。