07/06/13 18:53:05 WEt64VEZ
来る参議院議員選挙では、自民党は、その対立軸の一つとして、『社保庁を存続さ
せるか否か』『公務員天国を続けるか否か』『日教組を守るか否か』等のスローガン
を掲げて野党を攻撃して票を稼ごうとしているらしい。小泉内閣の『改革勢力か抵抗
勢力か』『郵政民営化賛成か反対か』の単純で不誠実なスローガンの手法をまた使
うらしい。ちょっと待ってほしい。どこまで国民をたぶらかせば気が済むのだろう。大
体、公務員が本当に民主党を初めとした野党を支持していると思ったら大間違いだ。
私の周りにいる公務員など、ほとんど自民候補にしか投票したことの無い人ばかり
だ。組合活動はいざ知らず、公務員自身の個人としての投票行動は、自民党へとい
うのが圧倒的に多いのだ。考えるまでも無い。自民党政権のもとで生まれ育って、
自民党政権のもとで今の公務員の職に就き、その地位を維持していのだから当然
だ。公務員が一番嫌っているのは、政権交代をはじめとする変化なのだ。心の底で
は、ずっと自民党政権が続けばよいと思っている。
自民党は、改革改革というが、その改革をしなければならなくなった悪政を続けてき
たのは、自民党自身ではないのか。特殊法人の見直しというが、それを長年の間、
ずっと放置してきたのも自民党ではないか。改革をいうなら、きちんと政権交代をし
て、他の政党に改革を委ねるというのが筋ではないのか。
自民党は、政権交代を心の底から恐れている。政権交代して、長年にわたる
自民党の悪事や密約の数々が白日の下に晒されることを恐れている。また、自民党
の議員は、政権与党という権力に集っているだけなので、野党になったら崩壊して
しまうのを恐れている。したがって、どんな手を使ってでも、政権を維持せざるを得
ないのだ。一度野に下ってしまったら、議員個人としても、党としてもお終いだと思
っている。また、野党になってまで、自分の政治理念を実現しようという高邁な精神
の自民党議員は非常に少ない。したがって、『政権維持』の為には、何でもあり、
国民を不幸にしてもお構いなしという、真の意味での『悪党』となってしまっている。