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長妻氏をめぐる「自民Vs民主」第1ラウンドがあったのは先週21日の衆院議院
運営委員会理事会。自民党側は長妻氏らが6月12日に東京・品川にある社会保険庁の
倉庫を視察したことを引き合いに出し、「正規の手続きをせずに個人情報の入った
段ボールをあけた。調査させていただく」と、ケンカを売ったのだ。これには長妻氏自身が
「事実無根だ!」と激怒。民主党関係者は「長妻氏をなんとか“失脚”させたいのだろう」とみる。
第2ラウンドは26日の衆院厚労委員会の理事懇談会。自民党の提案によって27日の
審議がなくなってしまったのだ。同委では労働関連3法などを審議しているが、朝日新聞
(27日朝刊)は自民党理事のコメントとして「長妻さんに年金でわいわいやられたら、
たまらない」と報じており、背景に長妻氏の質問封じがあったとみられる。
長妻氏といえば、昨年6月にいち早く「消えた年金」問題を国会で取り上げた、
年金問題のスペシャリスト。今年2月には、予算委員会で安倍晋三首相と対決し、
首相から「年金そのものに対する不安をあおる結果になる危険性があるのではないか」
という答弁を引き出し、首相の危機管理能力の低さをあぶりだした。
テレビ番組でも、長妻氏は自民党の片山さつき、大村秀章衆院議員らを次から次へと論破。
片山、大村両氏は負けじと反論を試みたが、余裕がなく一方的にしゃべりまくる結果に。
自民党内からも「あれではかえって自民党の評判が悪くなる」(中堅)とのブーイングが
出るほどで、大村氏にいたっては、番組のコメンテーターに「ちょっと待てよ。聞けよ!」
とタメ口で一喝されたことも。
長妻氏は新聞や雑誌にも頻繁に登場し、最近では「週刊女性」(7月3日号)で女性向けに
年金問題を分かりやすく解説。これまでは政策通でやや地味な存在だったが一気に
ブレークし、知名度はいまや全国区だ。「こうなったら長妻氏を黙らせるしかない」と自民党が
判断したかどうかは分からないが、次から次へと社保庁のずさんな実態をあばく長妻氏が、
自民党にとってウザイ存在であることは間違いない。(一部略)
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