07/09/03 19:58:11 Mf9bNBlR
安倍総理と「祖父の影」
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長谷川法務大臣は、着任後三日目での辞任であった。遠藤大臣の件は、「それに比べれば…」という問題ではない。
此度の改造が「下値固め」である前提は、こうした問題が浮上しないことであったのであるけれども、「身体検査」も不発であったようである。
ふと考えてみる。「安倍晋三総理―井上義行首席秘書官」という官邸中軸のことを真面目に尊敬している官僚層は、どれだけ居るのであろうか。
改造直前に首席秘書官に命じて「身体検査」を徹底させたはずであるにもかかわらず、こいう結果に相成るというのは、
「真面目に安倍総理を支えよう」という空気が、安倍総理の周辺にあって希薄であるということの証左ではないか。
人間は、自分が尊敬しない人物のためには、敢えて骨を折ることはしないものである。このことは、もはや動かしようがない現実である。
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今は、二世、三世政治家が多い御時勢である、ただし、「●●の息子・娘」ということ以外に語るものを持たない人物は、迷惑なだけである。
「●●の息子・娘」 というのは、生活の心配がないのであるから、普通の人々が及ばない能力開発の機会を手にしているはずであるし、
それを生かしていて当然なのである。故に、「●●の息子・娘」には、「貴殿は三ヵ国語ぐらい話せて当然だよな。
それが出来るカネもヒマもあったのだから・…」と内心、問い掛けてみる。
戦後日本には、「●●の息子・娘」は居るけれども、「生粋のエリート」は居ない。安倍総理は、
祖父・岸信介に並々ならぬ思い入れを抱いているかもしれないけれども、岸は、若き日より「傑出した才能」で令名を馳せた人物であったし、
それ故にこそ往時の官僚層は心服したのである。安倍総理には、残念ながら、岸に類する「生粋のエリート」の要素は、皆無である。
安倍総理と岸の政治環境には、途方もない違いがある。雪斎は、安倍総理が何かを為し得るとすれば、その前提は、
「祖父の影」から離れることであり、「祖父の後を追うこととは出来ない」と自覚することであろうと考えている。
安倍総理に「岸の再来」を望む声ぐらい、安倍総理にとって有害であったものはない。この内閣は、どうなるのか。