06/10/22 22:09:02 EB5WrLa9
貸金業界、借金履歴の改ざん、隠蔽横行 債務整理の壁に
URLリンク(www.asahi.com)
多額の借金を抱える人が債務整理をしようとしても、貸金業者に正しい取引記録を出してもらえず、
壁にぶつかるケースが相次いでいる。大手業者では、数字の改ざんで債務を水増ししたり、
記録の一部を隠したりするなどの不正も発覚。
利益のために時には、うそもいとわない業界の顧客軽視の体質が透けて見える。
●数字書き加え
「これ、ちょっとおかしいんじゃないの?」
宮城県内の40代の女性から債務整理の相談を受けていた佐藤靖祥弁護士は、
二つの書類を見比べて首をかしげた。
消費者金融のCFJ(旧ディックファイナンス)が開示した取引記録と、女性の預金通帳の写し。
同じ日付の欄は取引記録の借入額が「18万5086円」、通帳の入金額は「8万5086円」。
業者側が通帳の数字に「1」を書き加え、借入額を水増しした疑いが濃かった。食い違いは次々と見つかった。
CFJを問い詰めると、「正しい記録」を出してきた。債務を計算し直すと、取り戻せる過払い金が100万円近く膨らんだ。
●業界覆う隠蔽
業者が記録の開示を渋るのは、債務整理に伴う損失をできるだけ抑えたいためだ。
取引期間が長いほど過払い金の返還額が膨らむため、古い記録を出さない傾向が強い。
三洋信販では8月、顧客に訴えられた裁判で提出した書類の大量改ざんが発覚したが、
これは社内文書の保存期間を短く偽り、古い記録を隠そうとしたものだった。
こうした体質は業界を広く覆う。ある大手が00年に作った債務整理への対応手順書は、
最新の契約分の記録しか出さないよう指示。
別の大手の元役員は「過去3年分しか出すな、と命じたことがある」と打ち明けた。
"ディック、顧客債務1億9千万円水増し 記録改ざん"
URLリンク(www.asahi.com)