10/01/15 15:27:47 Rfd1gPJ80
>>686さん
おれも素人でよく知りませんが、個人的な知見の範囲で言えば、以下みたいかな。
(1)「配備された敵国にとっていったいどういう意味」
これは空母自体の能力や数、搭載航空機の内容、支援する艦艇、港湾の整備能力など
複雑な問題が関わってきます。
結論から言うと、仮に今後20年後に正規空母2隻を稼働する能力を持った場合、
台湾侵攻が可能になり、また、南シナ海での制空権に優位になります。
もちろん、武力侵攻はあり得ないので、選挙結果に影響を与えるためです
日本についての侵攻能力は、空母があっても、不可能です。
アメリカは自信が望むように、西太平洋を中国と共同管理することになります。
(2)「空母は戦闘的にも政治的な戦略に対しても有効」か
米ソ冷戦時代に、仮にソ連がアメリカ機動部隊を核攻撃した場合、
甚大な被害(おそらく全滅)した可能性があります。
その恐怖からアメリカはイージス艦を開発しましたが、飽和攻撃には無意味です。
空母は見かけは派手で、途上国との紛争などには役立ちますが、
核兵器を持った「敵」に対しては、脆弱です。
つまり、平時か弱国には役立つが、有事には、もろい存在でしょう。
戦争(有事)は政治が決定するので、21世紀前半の政治情勢では、
日米中は、堅固な利益共同体であり、細かな利害の対立はあっても、戦闘はあり得ません。
これは、アメリカとカナダが、ドイツとフランスが戦争しないのと同じです。
したがって、中国の空母保有の意図は、軍事的なものよりも
政治的な威圧効果、大国としてのプライド、軍部のおもちゃです。