死刑制度に関するよくある勘違いat COURT
死刑制度に関するよくある勘違い - 暇つぶし2ch825:傍聴席@名無しさんでいっぱい
10/04/05 02:25:47 p7HIcdxV0
>>822 ちょっといじわるでしたね。

トロッコ問題を引き合いに出したのは、

A氏(=国・法・民意)、5人の人(=一般国民)、1人の人(=犯罪者)、
トロッコの進むスピード(=再犯のリスク・更正の不可能性)、
と置き換えた時に、A氏はトロッコの進むスピードが非常に速い時(=再犯のリスクが非常に高い時)に
別路線に引き込む(=死刑(広義には一般社会との終身断絶))正当性はあるか、と論じることが出来得る為です。

終身禁固刑の場合は別路線に引き込んだ後、トロッコのスピードが落ちた状態と解釈できます。
(不可逆な事象として個人の時間・生命を取り上げ続けていると言う点では変わらず、いずれはトロッコが到達するか寿命が来るため。)

無期懲役だと1人の人がトロッコが到達する前になんとか脱出して、5人の人に合流できる可能性を残していると言えますね。

>>1-7 が仰られている様に、トロッコが到達する前にスピードが落ちて、1人の人が5人の人に合流できるような社会
(具体的には >>1-7 の その6~8あたりで実行力のある具体案を提示すること)を廃止論者は目指しているのかな?

wikiの言葉を借りれば、
「社会全体としては犯罪を抑止して治安を守り向上させ、
個別的には犯罪者の反省・謝罪・贖罪・更生と、
被害者や被害者の家族の精神・身体の被害の治療・回復と経済・生活・職業の被害の賠償・回復のための、
最適解を導く合意の形成」

になるんだろうけど。

個人的には、実現するためにはあまりにも人口・文明・思想の多様性に対し、資源・フィールドが乏しい気もしますが・・・

尚、絶対的応報刑論ではこの問題は発生しないと思われます。

最後に、トロッコ問題は「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?」という道徳・倫理の重要な問題なので、
刑罰とは無関係と結ぶのは、様々な観点から論じる上ではもったいないと思いますよ。

トロッコ問題
URLリンク(ja.wikipedia.org)


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