09/09/26 19:15:56 6PSZuCvi0
>>328
>光母子殺人で一番悪い奴は手紙内容をリークした友人
→ヌメさん、初めまして。
裁判で「心証」が判決に影響を与えることはよくあります。
そもそも、日本に於いては、拘置所での通信の秘密は守られていません。
それが一番の問題ではないでしょうか。
光市の事件でも、少年はどういうつもりで手紙を書いたのでしょうか。
それは恰も、自分から裁判官の心証を悪くしているようです。
そういう可能性(わざと心証を悪くする)が全くない、とは言い切れないと思うのですが。
中には、そrを逆手にとって、被害者遺族に心にもない「反省と後悔の手紙」を書くものも
実際にいるのです。
「そして死刑は執行された」で合田士郎(匿名)氏は「死刑判決を逃れるためのノウハウ」を
詳しく公開しています。
少年(当時)のしたことは、悉く逆です。それだけに、「死刑を本当は最初から望んでいたのではないか」
と勘ぐりたくもなるのです。
やはり、死刑判決を決定付けるのは、「矯正の可能性があるかどうか」です。
死刑判決では必ずといっていいほど、「矯正の可能性がないから死刑」と述べられます。
でも、この「矯正の可能性」は、主観的ですよね。矯正の可能性が全くない、とどこの誰が絶対的に
言えるのでしょうか。
少年犯の場合、可塑性に富むーつまり、粘土のようにぐにゃぐにゃしていて、作り替えが容易というわけです。
そういえば、就職時に年齢制限があるというのも、「訓練して戦力になるか」というのが問題になるわけです。
「矯正の可能性」を根拠に死刑判決を出すというのは、人権侵害的ですね。
まして、光市の事件では、犯人は118才になったばかりの少年だったのです。
事実上、18才未満とみなすべきではなかったでしょうか。
「死刑」の著者、森達也氏は広島拘置所に元少年に面会しています。
そこから得られる印象は、「普通の青年」ということです。
果たして、本当に矯正教育は不可能だったのか、無駄なときを過ごさせてしまったのではないか、
という思いは拭えません。少年よりわずか3年若い、神戸市児童殺傷事件の被告には、
国家プロジェクトとも言えるほどの、矯正施設での訓練が施されたのと対照的です。
犯行時、19才だった永山に対しては、約20年間、拘置した末、死刑にしました。
全く意味のないことでした。
同じような過ちを繰り返してほしくはありません。