09/02/18 06:02:11 H+xYSZkK0
>>93
>死刑廃止後の制度
→yurikoとかいう人に代わって答えます。
「人の善意を信じたい」という気持ちは誰にもあるものです。
死刑囚が被害者遺族に対して、心からの慰謝をしているというのが、絶対条件でしょう。
その程度を酌む必要はあります。
ただし、やはり、公共の利益を最優先するべきでしょう。
加害者（例え未成年であっても）も更生状況を詳しく知らせる必要があります。
被害者遺族が加害者を赦すということは、ありえない、と心得るべきでしょう。
その上で、どこでどう更生させるかが問題もです。
現在の日本の死刑制度の最大の問題の一つは、刑務官が矯正職と、刑の執行を兼ねていることです。
私が繰り返し取り上げている、大塚公子の「死刑執行人の苦悩」ですが、
日本人は彼等の苦悩をもっと思うべきでしょう。
憲法第九条で日本は戦争を放棄したわけですが、今の日本で、国家の命令一つで、
無抵抗の人を殺さなければならないのは刑務官だけなのです。
執行官は（法務大臣、検察官、も含めて）、執行前、事件の記録を精読して、
被執行者への敵愾心を奮い立たせて刑に望め、と言われています。
実際、鳩山法相（当時）は宮崎勤の事件調書を数時間もかけて読んだ挙げ句に、
「こいつだけは２度吊るしたい」などと思ったそうです。も、ばかかと（嘲笑）
そもそも、行政の責任者が言うべき発言ではないですが（笑）、自分の手で吊るすわけでもないのに、
気軽に発言するべきでないでしょう。
刑を執行した後、執行官には臨時の休みを与えられ（直接身体を支える役の人は一週間）、
特別に与えられた金（２万円）は、寺や教会に、供養として寄付する場合もあるそうです。
検察官には「特殊勤務手当て」として、３万円支給されるというのも可笑しいですね。
もっとも、この情報も２０年も前の話だから、現在の支給額がそれぞれ一万円ずつ上がっているのではないか。
まず、死刑制度を廃止することと凶悪犯への恩赦は、全く別の話だということを認識するべきでしょう。
人間として決して赦されない罪を犯してしまった人達を裁けるのは、本人だけなのです。
三浦のように、自殺することが決着とはとても思えないのです。
やはり、生涯をかけて、自分の犯した罪と向き合い反省懺悔することが、せめてもの償いだと思います。